「血は立ったまま眠っている」@シアターコクーン(ソワレ)

 端っこだけど、さすがに3列目は近かった……。
 「演劇」という文化に親しんでるわけでは全然ないんで蜷川芝居もこれが3回目ですが、常に智恵熱出そう……と思って帰ってきます。今回もそんな感じ。エネルギッシュだよなあ、異様なまでに。安保闘争っていう時代背景もあるのか。なんかコールタールのような黒くて重たいエネルギーを感じました。アングラというの?だんだん小難しいものを理解しようとする気概がなくなってきているので(笑)、途中ちょっとしんどくなったりもした。面白かった!っていうのとはちょっと違うんだけど、何かは残ったと思う。たぶん。


 森田さんは相変わらずちっさいね!(笑)ちっさくてかわいいね!30歳なのにセンシティブな17歳役に違和感を感じないのはずるいと思うわー、それで一人称が「ボク」は卑怯だわー。かわいいに決まっておる、そんなもん。きゃんきゃんいってる子犬みたい。かわいい。ごーつんの舞台はそういえば初見だったけど周りの評判聞いててそんなに心配はしておらず、実際、テロリスト灰男に心酔する少年をしっかり演じてました。
 で、お誘いいただいて行くことを決めてから出てるのを知った窪塚さん。別に内緒にもしてなくわたしは窪塚の顔がちょー好きでして。中身は恐らく好みと真逆と思われるので特に知りたくないのですが(笑)。そんなわけでテロリスト灰男さん、まあ頭ちいさいことスタイルいいこと!!カリスマはルックスがよくあってほしいという個人的な趣味にがっつり合致。2幕で髪くくって出てきた時は軽く心臓止まりました。抑揚の薄いしゃべり方も役に合っててよかったと思います。ただマイクなし地声で2階席まで聞こえたのかな。余計なお世話ですが。